二人目の子供が欲しいけれど漠然としたお金の不安があるのでネットのシミュレーションを3つ試してみました
現在、二人目の子供を持つことを夫婦で話合っているのですが、夫は「なんとかなるんじゃん」ととても前向きで楽観的です。しかし、私は主に以下の3点について漠然と不安を感じています。
- お金のこと
- 体のこと
- 精神的な余裕のこと
2の体のことは、第一子を妊娠中に橋本病と診断されたので、第二子を運よく授かった時に、薬の量が増えるのか・数値をうまくコントロールできるのか、という不安があります。現時点では、どうなるかわかりません。3の精神的な余裕についても、産んでみないとわからないものごとです。
私は出産を期に仕事を辞めて、現在は在宅ライターとして超細々と働いてます。しかし微々たる稼ぎなので、実際は夫の一馬力の収入で暮らしていることになります。
私自身は2人兄弟で親もフルタイムの共働きでしたが、生活に余裕があったという印象がないので、漠然としたお金の不安はあります。
でも教育費を含めたお金のことは、シミュレーションをすることで将来への予測を立てることはできます。
家計簿は毎月つけていていますが、今まで家計の将来的な見通しを持ったことはありませんでした💦
漠然としたお金の不安を少しでも解消するため、インターネットで出来る無料のライフプランのシミュレーションを行ってみました。3つ試したのは1つでは心もとなかったからです。
将来への見通しを持った事始めとして、結果を記録しておこうと思います。
- シミュレーションの前提条件
- ①ゆうちょ銀行ライフプランシミュレーション
- ②全国銀行協会ライフプランシミュレーション
- ③リクルートiction!(イクション)みらい家計シミュレーション
- シミュレーションをすることで冷静な気持ちになれた
シミュレーションの前提条件
シミュレーションを行う際の、我が家の条件としては以下の通りです。
- 子どもは二人目を予定している
- ずっと賃貸のままでマイホーム購入の予定はない
- 夫は60歳で定年
- 子供は二人とも高校から私立へ行かせる
- 妻の収入は 0円
実際のところ、子供にはできれば全て国公立の学校に行ってもらいたいです。私の収入についても、現在在宅で超細々と働いており、もっとしっかり働きたいと思っていますが、妊娠・出産後の先行きは不透明なので0円にしました。実際よりもやや厳しめの設定です。
①ゆうちょ銀行ライフプランシミュレーション
一つ目。ゆうちょ銀行のライフプランシミュレーションは、①じぶんのこと②夫のこと③子どものこと④ライフスタイルのことについて、合計20個の質問に答えます。
現在から85歳になるまでの、貯蓄・収入・支出とのグラフと、85歳になった時に手元に貯金がいくらあるかを算出してくれます。
具体的な数字を入力する部分は、年収、現在の貯蓄額、家賃or住宅ローン金額、車の購入予定額だけなので、サクサク答えられます。
シミュレーションの結果は意外にも黒字!?
結果:85歳で932万円の黒字
結果は意外にも黒字となりました。ちなみに、私の職業を「自営」にして微々たる年収を正直に入力すると、85歳時点では貯蓄額は708万円まで下がりました。
ナゼ!と驚いたのですが、「自営」にすると自分で社会保険料を払う扱いになり、
稼いだ金額 < 社会保険料
になるからなのかと思います。悲しい。
②全国銀行協会ライフプランシミュレーション
二つ目。全国銀行協会のライフプランシミュレーションは、11項目の質問に答える「きほんシミュレーション」と32項目の質問に答える「くわしくシミュレーション」があります。
「くわしくシミュレーション」の老後の収入については、将来の年金金額を入力します。ちなみに、平成28年の平均の年金受給額は☟
- 厚生年金受給額は年額平均184.6万円
- 国民年金受給額は年額平均61.6万円
- 3号被保険者は年額平均78万円
「きっと将来こんなに貰えないだろうな」と暗い気持ちになりつつも入力します。ゆうちょのシミュレーションにはなかった、海外旅行やその他定期的な大型の出費についても入力。
将来の年金額がシミュレーションの結果を大きく左右
この全銀協のシミュレーションは、90歳までの収入・支出・貯蓄額についてグラフ化してくれますが、具体的な金額は示してくれません。それなので目算でグラフのメモリを読み取ってみると
結果:85歳時点での貯蓄額は3,500万円!?(目算)
3,500万円!?ゆうちょのシミュレーションでは932万円だったのに?
私は将来年金がもらえるかどうかについて大変懐疑的なので、年金額を0にして再度シミュレーションすると、目算で2,000万円ほどの赤字になりましたよ・・・。
③リクルートiction!(イクション)みらい家計シミュレーション
リクルートのシミュレーションでは、3つのステップを入力していきます。
- 現在のステータス
- 子どもの教育費
- その他大型支出
他の2つのシミュレーションとは違い、年収ではなく手取り額が必要なので通帳を睨みつつ入力。
毎月の生活費の金額の入力や、「介護の予定があるか」という質問も抜かりなくあり、3つの中で一番詳細な情報でシミュレーションしてくれます。(ちなみに我が家の毎月の生活費の平均は、22万円です)
このリクルートのシミュレーションは、年金・退職金を考慮しないため65歳時点での貯金残高を出してくれます。
そして、夫婦二人でゆとりある暮らしができる目安として、年金・退職金をあてにせず65歳時点で3,000万円の貯金残高が必要とのことです。
将来、退職金もどうなるか分からないものですからね。年金も貰えるかわからないですもんねと私は懐疑的ですが、リクルートさんも「貰えない」とシビアな予想しているのでしょうか!?
退職金・年金を考慮しないシミュレーションの結果
結果:65歳で306万円の黒字
年金・退職金を考慮しないとはいえ、必要額とされる3,000万円を大幅に下回っています。これはマズイと思います。
この結果を受けて、働き方を変えるとどうなるかというシミュレーションを、追加で行うことができます。(しごとさがしのリクルートっぽいですね。)
働き方を変えた場合のシミュレーション結果
今から3年後~自分が60歳になるまで働くとすると、65歳時点での貯金残高は以下の様に変化しました。
働くことで希望の持てる結果となりました。しかしこれは、賃金の上昇を見込んでの結果となります。
賃金の上昇を見込まずに計算することも、このシミュレーションでは可能です。例えば、フリーランスでずーっと手取り8万円で変わらないとすると、65歳時点での貯金額は、2,610万円となりました。400万円位違ってきますね。
シミュレーションをすることで冷静な気持ちになれた
以前、「年収800万円の世帯でも第二子を持つことに金銭的な不安がある」というニュースを見かけ、それじゃあうちなんてどうするんだろうと、漠然とした不安を持っていました。
今回シミュレーションをしてみて、自分の老後の予測貯金額や、働き方によって貯金額がどう変化するかを知ることが出来て、冷静な気持ちになれました。
そういう意味では、個人的にはリクルートのシミュレーションが最も役に立ちました。
第二子をもし授かったら夫は再び育休を取るだろうし、今の住まいよりも家賃がかかるでしょうが、その都度新しい条件でシミュレーションをしていこうと思います。
漠然とした不安が、わりと具体的な懸念になったことが今回よかったことです。これを皮切りに、今度は簡易なキャッシュフロー表の作成に取り組んでみようと思っています。