継続していた仕事が突然終了し卒倒!終わりそうなサイトの予兆とは?【在宅ライター9ヶ月】
在宅ライター生活も9か月目に突入し、「もういくつ寝たら1年目~」と思っていた矢先、続けてきた仕事が突然終わってしまいました。
別れのメールは突然に
それは当月分の仕事を終えて、納品が済んだ翌日のことでした。突然担当の人から「当サイトはこれにて終了します」という連絡がきました。
なんということでしょう・・・心がすうっと冷えて、卒倒しそうになりました。
寝耳に水でびっくりというよりも、よく事態を飲み込めませんでした。
納品した時(昨日)、『引き続きよろしくお願いいたします』というメールを受け取ったばかりなのに・・・何故次の日に仕事がなくなってしまうのじゃ・・・
混乱しました。でも倒産する会社もギリギリまでその事実を隠しておくって言うしなァ・・・
「ああもう私の仕事はなくなっちゃったんだな」という事実が、ゆっくりと体中に染み渡っていきました。「個人で働くって世知辛え」と今更ながら思いました。
仕事が終了した理由とは?
ワタシはとあるウェブメディアの会社と直接契約して、毎月ささやかながら記事を納品してきました。ワタシ以外にも、何人ものライターさんがサイトに記事を書いていました。
そのサイトが終了の運びとなった理由は、「目標とする利益が出ないから」だそうです。
(文面を素直に受け取るならば)ミスをして首を切られたというわけではありません。でもミスもしていないけれど、目ざましい働きもしていないというところでしょうか …。
「とりあえず、致命的なミスをしたわけではないからよかったじゃん」と思って、無理やり気持ちを保とうとしましたが、心中は複雑でした。
終わりそうなサイトの予兆とは
突然スパッと契約を切られてしまったわけですが、今にして思うとサイトが終了しそうな予兆があった気がします。
記事内容が迷走!?
どのサイトもある程度はそうなのかもしれませんが、ワタシが納品していたサイトもあるジャンルに特化したものでした。そのジャンルに沿って、担当の人から「こういう記事を書いてください」という指示が送られてきます。
しかし、担当の人から出される記事のテーマが、サイトのジャンルから次第にかけ離れていきました。
極端に言えば、美容系のサイトで仮想通貨の話をするような感じです。
でも平たく言えば、仮想通貨も美容系のジャンルに含められなくもないのだろうか・・・('_')
書こうと思えば、○○系の記事ですといって同じジャンルに含められるのかもしれないけれど、そういって手を広げていくことは果たして正解だったのでしょうか。むつかしい。
サイトに既にある記事の焼き直し
キーワードや検索ボリュームなどを鑑みて、担当の人から記事の詳しいテーマが与えられます。
与えられた記事テーマについては、「これってワタシが納品しているサイトに、既に同じような記事があるな」という場合もそこそこありました。
サイトに既にある記事は、文字数も少なくてさらっと書かれたものでした。
それを手直しするのではなく、同じようなタイトルでもう一度書くということになります。だからどうだというわけでもないのですが、「もともとある記事をもっと手直ししないのかな~?」とは思っていました。
1つ1つの記事の質・ボリュームをぐっと増やすというよりも、同じような記事を沢山書くという手法(?)だったのでしょうか。
やたらライターが増員される
ワタシが仕事を始めた時は、サイトのライターの数は10人程でした。ところがサイトが終わる2・3か月前には、ライターの数が倍々ゲームでどんどん増えていきました。
「こんなにライターの人を増やして、毎月報酬が支払えるものなのかしらん」と、思ったことを覚えています。
ライター全員の報酬を賄うには、これだけの収入がいることになるなァと、心配になって勝手に収支の計算までしていました。
素人の自分がそんな感想を抱くくらいなので、実際は大丈夫ではなかったわけなのですが・・・。
記事を量産して、アクセスを増やすという体制に入っていたのでしょうか。
本当に記事のチェックをしてくれている?
ライターの数を増やしたので記事数も増えるため、担当の人は多忙になります。以前は記事に対してフィードバックがそれなりにあったのに、流れ作業のように納品→校了となりました。
ワタシが仕事に慣れたというよりも、忙しくてしっかりと見てないのでは?と穿ってしまいます。
以上、素人目から見て「?」と思ったことでした。まとめると、記事をやみくもに増やしていくことが、サイト終了の予兆だったのかもしれません。
あっさりとした別れ
仕事が終わってしまったこともショックでしたが、毎月やり取りしてきた担当の人と別れることも悲しかったです。
担当の人に「面白いですね」と言われる記事が書きたいと意気込んでいたのに・・・。
ライターの仕事なんて初めてだったなかで、担当の人にはとてもお世話になりました。ということで、最後にお礼のメールを送ったところ
ご多幸お祈りメールが返ってきました。切ない。
報酬はちゃんと支払われました
「サイトを終了します」というメールの後も、「やりかけの記事は納品してくれてOK」ということで、随分太っ腹だなあと思いました。
報酬もきちんと全部支払われたので、ほっとしました。
いくつものウェブサイトを運営している会社なので、一つのサイトが終わっただけで、そんなに痛くも痒くもなかったのかもしれません。
後悔と次に向けて
正直、契約の終了のメールを受け取った時は「もうこの先在宅ライターとしてやっていけないんじゃないだろうか」と気弱になり、「安定した収入を得るには、外に働きにいくしかないんだろうか」と悩んでいました。
保育園の申込をしたばかり
しかし、何よりの問題は先日「在宅ライター業」として、息子の保育園の入園の申し込みを済ませてしまったことです。
取り敢えず急いで新しいライターの仕事を探して、見つからなかった場合は入園申し込みの取り消しに行く所存でございます。
言われたことはやっていたけれど…
仕事においては、締切を守る・連絡をきちんと取る・執筆ルールを守るといった、最低限のルールは守ってはいました。
基本的には、担当の人からこういう記事を書いて下さいと言われるのですが、「こういうテーマで書ける人いませんか?」という連絡も来ます。でもそうした連絡に積極的に提案したことはありませんでした。
与えられたことについては出来得る限りの力でやっていたけれど、それ以上のことはしていませんでした。
細々とではあるものの、本気で個人事業主として仕事をしていくのであれば消極的な態度は死活問題です。
ワタシのそうした消極的な態度は、会社勤めの時もそうでしたが、個人で働くときに尚更欠点として見えてきます。
9か月間在宅ライターとして仕事をしてきて、この9か月目に個人事業主の哀しみと、己一人で働くという事の心構えを思い知った気がします。今更すぎるでしょうか(._.)