なんとかなかよく暮らしたい

駆け出しWEBライターの妻と、1年間育休を取得した夫と、大食漢の息子のリアルをイラストで記録しています

自己啓発本を読む美少女・安壊の関係【遠距離】夫婦の交際Ⅴ

前回も、お読み頂き厚く御礼申し上げます。

<(_ _)>ものがたることで、マンホールの底から「こんにちは」と出てこれた気分になります。(トルーマン・カポーティ・リスペクト)

 

つづきです。占いの相性が悪い、安壊の関係の夫婦の交際のおはなし五回目です。

 

登場人物

f:id:fumikoyamamoto:20180407013705p:plain◆ふ美子(ふみこ):『生きるよすがとしての神話』はいいタイトルだなあと思う。

◆マ神(ましん):生きるよすがは俺自身

◆がなさん:マ神とは違うテニスサークル所属の美少女

 

おはなし

前回↓マ神がふ美子と付き合った理由を訊きました。

fumikoyamamoto.hatenablog.jp

 

ふ美子はうれしくもありましたが、一抹の不安も感じていました。自意識過剰?近代の文豪かぶれかい?という感じですが、自分の性格がつくりもののようで自信が持てないからです。

 

ふ美子とマ神の同じ学部に、がなさんという美少女がいました。煽り抜きで、可愛くてスタイルが良くて明るくておしゃれで友達がたくさんいてモテていてかっこいい彼氏がいてという女の子でした。

 

彼女もまた、地味なふ美子にもこだわりなく話しかけてくれる人でした。社会の荒波に沈んでから気づいたのですが、ふ美子たちの学部には、人の良い学生が多かったんですね。あの時もっと、ありがたみをかみしめていればよかった。

 

そんながなさんが、ある日読んでいた本が

読めば彼女の様になれるとは思いませんでしたが、やはりあれだけの人は、自分を整える(というとどうしても長谷部誠氏の顔が浮かんでくる)といいますか、自己をコントロールしているんだなと感嘆しました。

 

小説ばかり読んでいたふ美子が、そういった類の本を読んでみるきっかけとなりました。

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ふ美子は単純なので、影響されてせっせと自己啓発本を読みました。思い返すと、全て翻訳された外国の本でした。何故だろう?

 

読み漁ってふ美子が感じたのは、正しいのかもしれないけれど苦しいでした。実行出来ればどんなにいいだろう。でも出来ない。出来ない自分が落伍者に思える。

 

漂流したふ美子が辿り着いたのは、河合隼雄さんの本でした。これは、自己啓発本つながりで見つけた本ではありません。河合隼雄さんを知ったのは、(愛してやまない)村上春樹さんと共著を出されたからです。

 

この時は、村上さんと対談出来て河合さん羨ましい!でした。今は、河合隼雄さんとおしゃべり出来ていいなあです。もう二度とかえらない人。

 

河合隼雄さんの本は、ふ美子に非常に合っていました。(ふ美子どころか大勢の方に支持されている、懐の深い本たち)

 

彼の本が、大学時代にふ美子の人格形成に多大な影響を与えました。

 

河合隼雄氏の膨大な著書を読み、対人関係の在り方といった人生を過ごすための多くを学びました。ふ美子にとっての、大いなる価値観の転換期でした。

 

もし、この時、河合隼雄氏の本と出会わなければ、おそらくふ美子は今とは別の人間となり、別の(恐らくはもっと生きづらい)人生を歩んでいたと確信しています。

 

これだけ影響を受けたということは、マ神はふ美子ではなくふ美子の背景にあるカワイハヤオイズムを愛しているのでは?とさえ思うのです。いささかアレな考え方でしょうか。でも、ふ美子はとにかくもともとの自分というものに対して、自信が全く持てないのです。

 

がなさんについてですが、ふと危うさや脆さを感じる瞬間もありました。彼女も、もしかしたら創り上げられた仮面を備えていたのかもしれません(ただしふ美子のそれとは比べ物にならぬほど高性能な)

 

そういえばいつの間にか変わっていたがなさんの容貌 

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島から来た純粋な少女という感じだったのに。「大学デビュー」だけと言い切れない何かがあったのではなかろうか。

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波長が合う以外に、マ神はふ美子について穏やかだし落ち着いている点が美徳であると述べてくれました。しかし、それは後天的に必死に獲得したものです。

 

そして現在

ふ美子:「でも、今は大して落ち着いてもないよね?」

マ神:「・・・うん」

 

このような状況となり、ふ美子は再び己を変えていかねばならない時期にきているのではと思っているのです。

 

つづきはこちらとなります↓

fumikoyamamoto.hatenablog.jp