絵本『ばばばあちゃん』シリーズをお読みになったことはありますか?
福音館書店から出ている、ユーモラスなおばあさん「ばばばあちゃん」を主人公とした、シリーズものの絵本です。
私が子供の頃は、おばあさんの絵本と言えば『かぎばあさん』でした。
同級生の鍵っ子たちの間でも、この絵本は人気でした。
今はばばばあちゃんも人気なのですね~
(と思ったのですが、ばばばあちゃんの第1作は30年前に出版されていました。昔からあったのですね)
うちには母から貰った『ばばばあちゃんのなんでもお好み焼き』があります。
裏表紙にさとうわきこさんのサインが入っているのですが、息子に鉛筆で落書きされてしまいました (o_o)
消しゴムで消したけれど、跡はばっちり残ってます・・・。
対象年齢は4歳からなのですが、始終食べ物が出てくるので、食い意地の張った1歳の息子でも楽しめる一冊です。
特に、あつあつのお好み焼きを食べた時の「あちあちっ」というセリフがお気に入りで、「あっちっ」と真似するようになりました。
繰り返し絵本を読んで欲しがる息子
息子は、読んで欲しい本があると本棚から引っ張り出してきます。
「ん」と言って、差し出してくるので親は「あ、わかりました」と膝に乗せて読んであげます。
これが、2回や3回なら力を込めて読めるのですが、多い時は10回以上繰り返し読んでもまだ読めとせがまれます。
「ちょっとこの辺で・・・」と飲み会を抜け出す部下のように、弱々しく逃げようとするとわーっと泣かれてしまいます。
折角息子が本を読んでくれと言っているのに、応えられない自分に罪悪感を覚えます。
でも、満足するまで付き合ってたら何回読むことになるんだろうか。
息子が3ヶ月位の時に、いないばあで笑ってくれるようになりました。
何回やっても笑ってくれるので、笑わなくなるまでやり続けたら、70回やるはめになりました。自分のてのひらの匂いをかぎ続けるのもしんどかったです。
息子は、気に入ったものを繰り返しせがむ傾向にあります。親としては根気よく付き合わないとと思っているけれど、なかなか難しいです。
・・・・・・お見苦しい言い訳をしてしまいました。
私よりも夫に読んで貰いたがる息子
夫が家にいる時は、息子は私ではなく夫に絵本を「読んでくれ」とせがみます。
「俺の方が、読むの上手いからね♪」という夫に(なんやて)とイラッとします。
でも確かに、私は読み聞かせの5回目あたりから声に力がなくなってくるのです。
息子も、「母さん、途中からやる気なくなってくるしな」と思っているから、夫に読んでもらいたがるのかもしれません。
私はもう見切られてるのでしょうか(._.)
気を遣ってばばばあちゃんをばあちゃんと言う夫
いつものように、夫が息子にせがまれて読み聞かせを始めたのですが、
「ばあちゃんのなんでもお好み焼き〜」
と言うので、台所から思わず振り返ってしまいました。
私:今、ばあちゃんって言った?
夫:言ったよ
私:なんで?ばばがないよ?
夫:だって・・・よそのおばあさんに、「ばばばあちゃん」って言ったら困るじゃん
これは、アレか。浅草キッドの玉ちゃんを、教育的配慮で知恵袋賢太郎にしたやつと同じか。
(ちょっと違うか)
別にばばばあちゃんって言ったっていいじゃん。そういう絵本があるんです〜って言えばいいだけだし。
↑これは心の中の声で、夫には言ってません。
「子どもは、物語と現実をちゃんと理解してると思うよ。ばばばあちゃんが、世間一般のおばあさんの名称だなんて、思わないよ」
↑これは、夫に言ったことです。
しかし、今度は夫が「うーん」となりました。あまり納得していないようでした。
息子はちゃんと分かっていると思う
このブログを書いている途中、ばばばあちゃんと呟くと、息子は本棚から『ばばばあちゃん』の本を持ってきました。(そしてもれなく読み聞かせをせがまれました)
息子の中では
おばあさんの総称≠ばばばあちゃん
ばばばあちゃんは絵本の中のユーモラスな登場人物
という風に、ちゃんとわかっているんじゃないかなと思います。
でも、私は上手く説明できず、夫にはイマイチ納得してもらえませんでした。
じゃあ、かぎばあさんを読み聞かせたら、道を歩いてるおばあさんをかぎばあさんと呼ぶようになるのかい?などと考えたのですが、喧嘩になりそうなので言いませんでした。
絵本は、変に言い換えをしたりせず、そのまま読んでいいと思うんですけどね。
どういう風に、伝えればよかったんでしょうかねえ。