同人活動で潤っている友人に自分にも出来そうな副業のヒントを聞いてみました
大学時代のサークルの同期で集まりました。 そこには、相変わらず懐の暖かそうな顔をした男性がいたのです。
話の都合上名前があった方がわかりやすいので、仮に同人作家のハマワタリ君とします。
同人活動家の友人の華麗な経歴
小さい頃から絵を描くことが好きだったハマワタリ君は、高校時代に同人漫画を描き始めました。
そして、大学時代にはオンライン上でやり取りする仲間と共に、同人誌を発行しはじめて、7桁の収益を叩き出し出していました。
私と、私のサークルの友人モモヤマさん(仮名)とハマワタリ君は、住んでいたアパートが近かったので、当時3人でよく宅飲みをしていました。
そして、ハマワタリ邸を訪れるたびに、同人誌の収益で購入した新しい家電が増えているのです
アニメ・マンガ好きのモモヤマさん曰く、「と〇のあなのランキングにもハマワタリ君の作品が載っていた」らしいので、相当儲けていたのでしょう。
同人活動を行っていることが就職活動で有利に!?
ハマワタリ君は自分の同人活動に誇りを持っており、サークルの仲間や理系の研究室の仲間にも隠すことなく自分の趣味をカミングアウトしていました。
就職活動の面接でも、年配の面接官に「趣味は何?」と訊かれて「同人漫画を描いています」と胸を張って答えていました。
そして「君面白いね」と面接官の好感触を得て、某有名企業の内定を勝ち取っていました。(もともとハマワタリ君が優秀だからということももちろんありますが)
なかなか内定が決まらなかった私とモモヤマさんは、「私たち3人で漫画を描こうよ〜、真面目に働くから。」と懇願してみましたが、当然、さっさと就職先が決まったハマワタリ君にその願いは一蹴されました。
そんなハマワタリ君の華麗なスペックをまとめると、このようになります
- 高校時代に同人誌を作り始め
- 大学時代には7桁の収益を叩き出し
- 就職面接で同人活動をカミングアウトして面接官の心を掴み
- 某国内有名企業に入社し
- 生ぬるい環境に激怒し
- 某外資有名企業に転職をし
- 今も仕事以上の熱心さで同人活動をしており
- さらにはゲーム配信もやっている
ひゅう羨ましいぜ。
同人活動で収益は得られるのか?
私の周りで同人活動をしている人は、ハマワタリ君以外いません。だから彼の様子を見ていて、儲かるんだなァという印象を持っていました。
しかし実際は、黒字の場合の方が少ないのですね。
コミックマーケット35周年記念アンケートによれば、5万円以下の黒字もしくは赤字の出展者が全体の8割を占める。
叶姉妹も入れ込む「コミケ」の甘くない真実 | ゲーム・エンタメ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
3日間で55万人が訪れるコミックマーケットに出店する同人サークル(作家のブース。1~2人の単位)は3万5千。
しかし、このうち、年間20万円以上の黒字サークルは1割に過ぎない。6割は赤字で会場を後にしているのだ。
同人誌は稼げるのか?赤字、黒字の割合は コミケ準備会を直撃 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
潤う友人からのアドバイス
自分はハマワタリ君の様に、人様に買って貰える漫画を描くこともできません。
私にさしたる技能がないということを踏まえてもらった上でのハマワタリ君のアドバイスは、
「コアなファンのいるアニメの登場人物が付けているアクセサリーを、オマージュしたもの作ればいい。激烈なファンなら喜んで買ってくれる」
という事でした。できない理由ばかり浮かんできます。
・アニメの知識が乏しい。
・最後に自分が熱狂して見たアニメはガジェット警部。コアなファンはいるのか?
・アクセサリー制作の技能がない。
・よしんば作れたとしても、量産する体制が整わない。
そもそも、オマージュがどの程度のものか疑問なのですが、
「全く同じものを作るのはもちろん駄目。オリジナルを昇華させて、誰も何も傷つけないものを作ればよい」
「個人でやるにはニッチを狙うしかない」
と、言い切られました。
しかし、せっかくのアドバイスをなんとか生かしたいものです。
換骨奪胎。自分なりに以下の様に考えてみました。
・アニメは見ないけれど小説はよく読む。
・ならば小説に出て来る魅力的な小物を作ればよい。
・その小物は自分でも作れそうなものでなければならない。
【結論】
村上春樹氏の小説『騎士団長殺し』に出てくる
ドーナッツ・ショップのノベルティで貰ったペンギンのストラップ
を作るのはどうだろうかと。
しかし、私にとって村上作品は思い入れがありすぎるため、自分のために作って個人的に楽しむことしか出来なさそうです。
プラ板も買いましたよ!(プラ板で作ろうと思っているのです)
いつの日か作成したら、ブログに載せたいと思います。
せっかく金言を頂いたのに、ハマワタリ君申し訳ありません。
でも、自分に出来そうなことから、しぶとくコツコツやろうと思います。