交際を知ったゼミの先生からの御言葉!安壊の関係夫婦の交際⑥
前回も、お読みいただき感謝の限りでございます。思いの丈を書けて、ブログはありがたいなと心底思いました。
つづきです。占いの相性の悪い夫婦の交際のおはなしです。
登場人物
◆ふ美子(ふみこ):現在は在宅ワーカー
◆マ神(ましん):現在は育休明け勤務中
◆やまだごろう:現在は大学のぬし
◆ゼミの教授:現在は名誉教授(Googleの力を借りて知りました)
おはなし
ふ美子は、元々の自分というものに、全く自信が持てませんでした。
一方、(本当のところなんて、誰にもわからないですが)マ神の心を覗いたら、悪意などないんじゃないかとふ美子は思います。
自分を良く見せようとしない。心と行動に破綻がない。そう見えるだけかもしれませんが、ふ美子や他の人たちにそう見えるだけで十分です。
ふ美子の場合、勘の鋭い人からしたら、あの女いい人ぶって無理してやがるなあと見破られてしまうでしょう。
事実、ふ美子が初対面でゼミの教授に言われたのは
「胆力をつけなさい」
でした。
胆力:ものに動じない気力。きもったま。
(コトバンクより)
卒論の主査のお願いの挨拶に行ったふ美子を、一瞥しただけだというのに。余程挙動に怪しさがあったか、教授がエスパーだったのか。
齢を重ねられた人生の玄人には、ふ美子の薄っぺらな外向けの仮面はお見通しだったようです。
その後胆力をつけるために色々やってはみたのですが…いつかその情けないお話も、出来たら良いです。
ふ美子とマ神は、交際を敢えて言わないし敢えて隠さない方針でした。(学部内での交際は、恋愛経験に乏しいふ美子に取っては、手に汗握るものでした)
しかし、交際期間の短さの割りにふ美子とマ神の付き合いは知られていました。それは、主にゼミの仲間おしゃべりやまだごろうのせいです。
ゼミ後の飲み会でも、やまだごろう氏は本領を発揮しました。
この二人、付き合っとるんですよ!
酔いが回ってきた頃に、高らかに宣言しました。この時の飲み会には、ゼミの大先生はおらず、40代の講師の先生が参加していました。
そして、講師の先生に言われた言葉は、え〜、そうなの〜、永久就職じゃな~い!でした。
ふ美子は、固まりました。マ神が何か気を利かせて言ってくれたような気もするのですが、覚えていません。
先生に他意はない(と思いたい)のでしょうが、ふ美子としては、そう言われても嬉しくもおもしろくもありませんでした。四月から、馬力を出して働いてやるぜと決意したのでした。
しかし、ここで言葉に詰まらず、機智に富んだ事が言えたらいいのですけどね。
ボブサップの挑発に対し、レミー・ボンヤスキーが言い放ったクールな一言みたいな(◯◯は◯◯◯にたかる)
そんなウイットに富んだ言葉を。
つづく