夫の1年間の育休取得に義両親は大反対!取得にあたってある条件を出されました
夫は、息子が生まれた時に1年間の育児休業を取得しました。妻の妊娠が発覚して、夫が会社へ「育休を取得したい」と伝えた際にはすんなりと受理されたのですが、夫の両親は「男性の育休取得」に大反対でした。まさか身内から撃たれるとは・・・。
夫のキャリアを心配する義両親が育休取得について出してきた条件や、実際に義両親が心配していたように、育休取得により夫は不利益を被ったのか?ということについて書きました。
義両親は夫の育休取得に大反対
夫が義実家で「俺、育休取るから」と宣言した時、義両親(特に義母)は「えーっ」と叫んで大反対しました。
大反対の理由①せっかくのキャリアに傷がつくから
義父母が夫の育休取得に反対した一番の理由は、「夫のキャリアが心配だから」です。男性が育休を取ることで、職場から白い目で見られることを危惧していました。
世間の風潮としては「男性の育休取得を義務化」するような流れになっていますが、まだまだスローガンに実態が追い付いていない状況です。義両親が心配する気持ちもわかります。
大反対の理由②子供の面倒は妻が見たらいい
義両親は、1年という育休の取得期間も長すぎると思っているようでした。
私は出産を機に会社を辞めたので、夫の育休期間中は1年間家で二人で子供の面倒をみることになります。
「1ヶ月ならまだしも、1年間も休んで二人で子どもの面倒をみなくたっていいじゃない。」
「奥さんが産休明けすぐに復帰して、旦那さんが育休を取るというケースなら分かるけれどさ。」
義父にはこのように言われました。片方が働いて、片方が子供の面倒をみるべきだというお考えのようですね。
夫に1年間育児を手伝ってもらうことは「贅沢」なのかもしれないと、気持ちが沈んできました。
大反対の理由③育休取得中の収入がガクンと減る
育休を取得する場合、やはり心配なのがお金のことです。うちの場合は、妻が出産を機に仕事を辞めたため、それまでよりも家計の収入は激減します。
また、男性も女性と同様に育児休業給付金を取得できますが、その額はお給料の満額というわけにはいきません。
ちなみに男性が育休を1年間取得した場合に貰える育児休業給付金は
最初の6か月間・・・お給料の67%
残りの6か月間・・・お給料の50%
女性の場合、産後休暇があるので給付期間は10か月(※)です。
※1年間の育休期間から、産後休暇の8週間(2ヶ月)を引くため。
男性の場合は、産後休暇がないので、給付期間は育休期間いっぱいの12か月となります。
妻の収入は0、夫の収入はそれまでの1/2になるとあれば、義両親が心配するのもわかります。
これら3つの理由を引っさげて夫の育休取得に大反対されたのですが、結局は夫が意地を通した形になりました。
ただし、義両親からは夫の育休取得にあたって条件を出されました。
夫の育休取得に当たり義両親が出した条件
義父母が出した条件は、親戚に夫が育児休業を取ることを言わないでくれということです。
もともと夫は、積極的に言うつもりもなかったので、その条件はのまれました。
私は「どういうこと?」と思ったのですが・・・
性善説で生きている夫は、「親戚に、余計な心配掛けたくないんじゃないのか」と考えていたようですが、私は「男が育休を取ったと親戚に知られるのが恥ずかしいんじゃないのか」と密かに思っていました。
義両親が心配したようなデメリットはあったのか
こちらに詳しく書いてありますが
育休明けに、それまでの部署からの異動を強いられはしたものの、現時点(育休復帰後1年目)では、特に昇給の面での不利益やまわりからの圧力は感じられません。
夫は子供をとても可愛がり、子供も夫によくなついているので育休を取ってよかったと思います。
夫が育休を取得することで義両親との関係はどうなるのか心配していましたが、今のところ悪くはなっていません。
ただ、「親戚に知られるのが恥ずかしいんじゃないのか」という疑念を抱いた私は、彼らに対する尊敬の念が1目盛りほど減ってしまいました。