なんとかなかよく暮らしたい

駆け出しWEBライターの妻と、1年間育休を取得した夫と、大食漢の息子のリアルをイラストで記録しています

出産は痛くないという母の体質は遺伝したのか。個人的な出産のはなし

個人の体験となります。でも、「個人的体験を掘り下げていくと普遍に通ずる」こともきっとあるに違いないので書いてみます。

 

目次

 

 

「出産は痛くない」という母の言葉

 

中学生の時に、担任の先生の奥さんが出産されました。

 

先生も立ち会われたそうですが、それはそれは奥様が大変だったという話をしきりにされていました。

 

鼻からスイカを出すが如く辛いらしいよ

痛くて障子の桟が霞むと妻は言ってた

女性は大変だね

 

そんな風におどかすため、生徒たちはざわざわしました。

 

私も「ほんまかいな」と思って家に帰って母に「出産はそれ程までに痛いのか」と訊いたところ

 

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「そんなに痛くなかったわよ。」

「お腹を下した時の痛みの方がよっぽどよ。」

 

との答えが返って来ました。

 

私はしょっちゅう食べ過ぎてお腹を壊していたため、この痛みよりも軽いならば耐えられるなとその時は安堵しました。

 

 時は流れよくお腹を壊す中学生はアラサーになり、妊娠しました。

 

陣痛から出産まで

 

出産では、陣痛促進剤を使用しました。

予定日から10日以上経つのに、いっこうに産気づかなかったのです。

 

前日から入院し当日点滴をする段になり、どっと恐怖心がわいてきました。

 

どれくらいの痛みが襲ってくるのだろう。

 

心を落ち着かせようと、ベッドの上でMINMIさんの動画を見ました。 でもまだ足りない!

 

そこで思い出したのは、「出産は痛くない」という母の言葉です。

 

この言葉はお守りのようにじわじわと効いていたんですね。普段は気にしていませんでしたが。

 

もっと言葉のパワーが欲しいと思い、母に「ねえ、産む時痛くなかったんだよね?」とSOSメールを送りました。

 

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仕事中の母からすぐに返信は返ってきたのですが・・・

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※質問に対する欲しい答えが返ってこない。

 

おかあさーん、今は「痛くない」の一言が欲しいのです!

 

そうこうしているうちに陣痛促進剤の点滴は開始され、やがて強烈な痛みが襲ってきました。 

 

私はにわかソフロロジーをやっていたので、力むのはNGです。

 

痛みの波のタイミングで大きく息を吸って吐きながら痛みを逃す

 

これも体力があるうちは出来ましたが、陣痛開始3時間を過ぎるとそんなこともうできませんでしたよ。

 

痛みを軽減させてくれたもの

 そんな私の味方だったのが以下の2つです。

 

助産師さんと夫(会社を休んで出産に立ち合い)が代わる代わる背中をさすってくれたこと

 

これは、効きました。特に夫の手はゴッドハンドでした。さすり方、うまかった。

 

しかし、助産師さんは常に側にいてくれる訳ではありません。

 

頼みの綱は夫ですが、お昼になると「納豆パスタを食べるんだ」と言って家へ帰りました。夫は、それからしばらく戻ってきませんでした。立ち合い出産って、こんなものなのか?

 

②ゴルフボール

ゴルフボールを仙骨のあたりに押し付けると、少し楽になりました。

 

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 ゴルフボールは、陣痛中盤までは頼もしい助っ人でした。しかし、陣痛終盤になると腰の下に押し付けているのもままならず、使うことは出来なくなりました。

 

分娩台へ上がってあっという間に出産

 分娩台へ上がった時、点滴開始から5時間以上経過していました。

 

ようやくいきむことを許された安堵と喜びで5、6回いきむと赤ちゃんの頭がでました。

 

この時「骨盤に注射打ちますよ」と医師に言われて、朦朧とする中でいつの間にか麻酔が打たれました。

 

でも打たれてすぐに頭が出たので、麻酔が効く前に産んだんじゃないかな。

 

母と私のお産の比較

 あくまでも、我々親子の場合です

 

出産の進み具合

  母も第一子(=私)の出産の際、陣痛促進剤を使用しました。産気づきにくいという点は同じです。

 

陣痛の痛み

 母は「多少は痛かったけれど言うほどではない」とのこと。

 

私は「もうお腹切って出して下さい」というくらいに辛かったです。

 

産む時の痛み

 母は、なかなか赤ん坊が出てこなかったそうです。でも、「産む時よりも陣痛の方が大変よね」と言っています。

 

私はするっと産むことが出来ました。この時は、痛みも感じませんでした。

 

赤ちゃんの様子

 母の産んだ赤ん坊(=私)はチアノーゼで青白い顔で産まれてきました。分娩に時間が掛かったからだと思います。

 

私の赤ん坊は、特に酸欠になった様子もなく赤い顔をしていました。初産の割に、分娩時間が短かったのは良かったです。

 

結論 

  • 母も娘も、予定日を超過して陣痛促進剤を使った。お産の進捗具合は似る可能性がある。
  • 良い意味での思い込みは恐怖心を和らげる。
  • ゴルフボールは陣痛の中盤頃まで役に立つ。
  • 腰をさすってもらったり、励ましの言葉があれば結構頑張れる。

 

改めて思うのは言葉の力はすごいなということです。

 

中学生という多感な時期に、「出産は地獄よ。痛いよ。辛いよ」と母に言われていたら、後々までお産に対する恐怖を引きずっていた筈です。(たぶん本当に痛くなかったのでしょうが)あの時母が、「痛くないわよ」と言ってくれたことに感謝です。

 

2人目を妊娠することがあったら、産むまでにポジティブな思い込みの言葉を山ほど己にインストールしてから分娩に臨みたいです。結構効果あるんじゃないかと思います。