前回の記事も、個人的な話にも関わらず読んで下さりありがとうございました。
つづきになります。
宿曜占星術で相性最悪の夫婦。学生時代、いかにして急接近したのかという話です。
◆主な登場人物
妻:ふ美子
要らぬ苦労を背負い込んで自滅していくタイプ
夫:マ神(ましん)
要領よく生きてる様に見えるけれど、本当は・・・?
◆おはなし
マ神(夫)に対して要領よく生きている嫌な奴というレッテルを貼ったふ美子(妻)
二人は、卒論のゼミが同じになってしまいました。
ゼミで毎回顔を合わせる。
ゼミ後の飲み会でも同じテーブルになる。
図書館へ行っても同じ資料の棚で鉢合わせする。
今までよりも、格段に顔を合わせる機会が増えました。
会えばマ神は声を掛けてくれます。挨拶以外の会話もするようになって、ふ美子は思いました。
話しやすい
下手な女子よりも話しやすいのです。
これを波長が合うと言うのでしょうか。
次第に、他の人に言いにくい事もマ神に打ち明ける様になりました。
教授から卒論の下地のOKが全くもらえない事
※「左下の赤いのはコイキングかい?」と夫に言われました。
就活が全く終わる気配を見せない事
フランスかぶれの先輩との恋愛が全く上手くいっていない事
※ 「YOUの手に負える男じゃないね」と友人に言われました。
ろくに話もしたことがなかったから、今までわからなかったけれど、マ神はものすごいグッドリスナーだったのです。
●失敗話でも馬鹿にしない。
●話にオチを求めない。
●どうなったのか答えを急かさない。
●「結局〇〇ってことでしょ」と決めつけない。
●途中でどうでもいいチャチャを入れない。
●見当はずれの上から目線の助言をしない。
そういう態度で聞いてくれるので、言いにくい事も安心して話してしまいました。
マ神だって将来への不安を抱えていて決して余裕があるわけでは無かったはずです。あの時、愚痴を聞いてくれた事に対して今でも非常に感謝しています。
こんなに何でも話せる相手です。マ神に対して恋愛感情があったのか?と訊かれると答えは・・・NOです。
同じゼミの女の子がマ神を
「おばちゃんみたい」と評していたのですが、私も概ね同じ意見でした。
彼は話しやすすぎるのです。
でもそんな風に言っておきながら、後に付き合うことになったのですが。
次回、ふ美子がマ神に魅力を感じたポイントとは?
つづきはこちらになります。
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